『タンゴ探しの旅』振り返り&配信のお知らせ
野村眞里子さんプロデュース『タンゴ探しの旅』無事終演いたしました。
2日間、合計3公演にお越しくださった皆さまありがとうございました🙌
それから、共演者の皆さま、スタッフの皆さま、未熟な私にたくさん手を差し伸べてくださり、ありがとうございました。大きな公演を創り上げることの大変さを実感し、多くのことを学ばせていただきました。
そして!!こちらの公演、オンライン配信が決定いたしました!!!わーい!!
ご都合が合わなかった方、遠方の方、もう一度あのシーンを観たい方、是非是非ご覧いただけると嬉しいです。
最後に配信の詳細をまとめたので、もしご興味ありましたらそちらをご参照ください。
さて、それでは少し振り返りのお時間を。
今回、私にとっては初挑戦のことが多かったです。
中でも3つの初挑戦について、少し振り返ってみます。
<初挑戦①> サンブラとチンチネス
公演より遡ること1年前、私がまだセビージャにいた時。「ティエントス〜タンゴ」か「サンブラ」を踊らないかとお声かけいただきました。
サンブラは普通のタブラオライブには向かない曲ですし、踊れる機会は貴重。
迷うことなく「サンブラを踊りたい!」と返信しました。
しかも、ちょうどその数日前に憧れだったチンチネス(chinchines、 finger cymbals)をグラナダで見つけ、買ったところでした。
公演の役柄もグラナダ娘だったので、何かのピースがハマったような気がして、チンチネスでサンブラを踊ることに決めました。
そこからは、セビージャのいろんな先生に「サンブラを教えてくれないか」と聞いてまわりました。ですが、結局教えてくれる人は見つからず、断片的に得た情報を繋ぎ合わせて、自分なりにサンブラのイメージを作り上げました。
これだけ聞くと、だいぶ前から準備万端に聞こえるかもしれませんが、実際のところ、カンテのミゲルとの合わせができるのは公演の2週間前から。なんかやかんや数日間に詰め込み、完成まで持って行きました。
いやー難しかった!
"それっぽさ"を詰め込みすぎて、1曲の踊りとしてどうなんだろうとの迷いはあったのですが、創作フラメンコですし、役を演じるようなつもりで踊りました。
<初挑戦②> アルゼンチンタンゴ
今回の公演は「タンゴ探しの旅」。一見関係が無さそうに見えるフラメンコのタンゴとアルゼンチンタンゴの起源が、実は同じではとの説をもとに創られた舞台作品です。
というわけで、アルゼンチンタンゴとのコラボもありました。私はフラメンコサイドで出演する気満々だったところ、「アルゼンチンタンゴにも挑戦してみないか」とのお誘いが!!
こちらもせっかくの機会なので、引き受けることにしました。
アルゼンチンタンゴのシューズをどうしようかと迷っていたところ、古くからの知り合いでアルゼンチンタンゴを踊る方が、サイズの合わなかったシューズを譲ってくださりました。
これが、驚きのシンデレラフィットで、無事アルゼンチンタンゴデビュー。
ピンヒールほっそい!!
ねっとり魅惑の足さばきも慣れない!!
自分が普段いかにガサツな足運びをしているか、思い知りました笑
同じくフラメンコチームからアルゼンチンタンゴを踊ることとなった、私の異父兄弟役のファロリートこと出水宏輝さんと共にレッスンを重ね、少しでもアルゼンチンタンゴに近づこうとしました。
ご指導下さったMarcy & Magi先生方は、踊るとめちゃくちゃカッコよくて、話すと優しくてユーモアもある素敵な方々です。初心者の我々にもわかりやすく、重心移動から魅せ方のポイントまで、辛抱強く教えてくださりました。Marcy先生、Magi先生、ありがとうございました!!
このお二人はリハの時から演技力が半端なかったです。さらに、踊りで観客を惹き込む力がすごい。練習中からついつい夢中になって見惚れてしまいました。
なんとお二人は若者に良心的な価格でレッスンをしてらっしゃるとのこと。公演は終わったけど、細々とアルゼンチンタンゴも続けようかしら🤫
アルゼンチンタンゴはペアで踊られるので、お相手が必要ですよね。今回、私のお相手をしてくださったTaroさんは、着物でも踊られる美しくて妖艶な方。てか、イケメン。私は、柄にもなく、イケメンに惚れる少女の小芝居も頑張りました。笑
Taroさんは、アルゼンチンタンゴ初心者の私がどうやったら踊り易く、見せ場を作れるか色々考え、教えてくださりました。感謝です。
<初挑戦③> フラメンコ理論の翻訳
昔からいわゆる「勉強」が好きです。
大学生のころはフラメンコをやるか、院進するか迷ったものです。
いつかフラメンコ理論をもっと深く学びたいと常々思っていたところ、眞里子さんから「タンゴについて書かれているページを要約し、パンフレット用に訳して欲しい」とのご依頼が。
お役に立てる上に、自分の勉強にもなる最高の機会!!
すぐに「やります!」と返信しました。
いざ翻訳を開始してみると、英語ならまだしも、難しいスペイン語には不慣れなので、合っているのか不安でした。なんなら今も不安です。笑
どうにか要約と翻訳を終えました。めっちゃ勉強になりましたね。いやー楽しい!!
結構大変だったので、良かったら読んでください。
そして、もし間違っているところがあればぜひご指摘お願いします。笑
最後になりましたが、配信のお知らせです!!
母親役の河野麻耶さんのスペインの風感じるパワフルな踊り、
Marcy & Magiさんの惹き込む踊りとものすごい演技力、
出水宏輝(Farolito)さんの渋みがプラスされてどんどんカッコよくなる踊りと小芝居、
山本将光(Yamaquito)さんと山本涼さんの思わず笑顔になってしまう親子共演、
朱雀はるなさんの迫真の演技に踊りにパーカッションまで、
Miguel de Badajoz、Pepe Maya “Marote”と小松美保さん、北岸麻生さんの最強音楽陣によるソロ、
そしてストーリ展開を担うのは、謎の女、野村眞里子さん。
見どころ満載です。笑
是非、配信でお楽しみください!!
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『タンゴ探しの旅~二つの川を渡って~』
配信期間 2024年7月22日(月)~28日(日)
視聴料 3,000円
お申込み イープラス Streaming+
https://eplus.jp/sf/detail/4131330001-P0030001
予約開始日 2024年7月1日(月)
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韓国行ってきました!②
さて、時間が空いてしまいましたが、韓国公演レポート第二弾です。
第一弾はこちら☟
そうして迎えた本番当日。
本番は夜なので、朝食バイキングではこれでもかというほどたくさん食べました。
3食のうちで1番、朝ご飯が好きです。I LOVE 朝ごはん。
通しで最終チェックを済ませ…いよいよ本番!!
と、この時点で特筆すべき事項がありまして。
なんと、前日リハから加わったKANさんが、ほぼ完璧のクオリティまで持ってきていました!!衝撃!!!
あれ、もしかして、リハってそんなに必要ない…?
いやいや、あれはKANさんだから成し遂げられる技。半端ない人です。
ばっちり整えてきたKANさんを加えての本番は、良い具合に集中して、落ち着いて楽しむことができました。
ドヤァ!!って場所ごとの歓声や拍手が、日本よりもはるかに大きくて、気分上げ上げでしたねぇ。
演者からすると、観客にどんな風に届くのか実際にやってみるまでは反応が分からず、結構ドキドキです。
それでも自分たちの信じるものをやるしかないのでね。
もちろん、一見無反応に見えて、内側で感化されている場合もあると思うのですが、とにかく不安だったので、分かりやすい反応に一安心でした。笑
盛り上がって良かったです。
そうそう、最後のメンバー紹介などをピアノの杏梨さんが韓国語でやってくれ、それも大盛り上がりでした。
我々メンバーも、「マジマグロ」「削げハゲ」「ちょうどいいメンボー」などの空耳で大盛り上がりでした。笑
韓国語って結構聞き取りやすいのかな??
それから、この日はカメラマンである妹が来てくれ、ゲネ&本番を撮影してくれました。
妹よ、ありがとう!
ということでまた記事を改めまして『写真で振り返るRoad』でもやろうと思います。
しばしお待ちください~
食欲が暴走するとき
最近、食欲が止まるところを知りません。
食べても食べても食べ足りない。
流石に贅肉が無視できないレベルまで到達してしまいました。
原因を調べたところ、
・ストレス
・睡眠不足
・月経前
なのだそう。
どれも当てはまってるような、
当てはまってないような。
ま、原因はともあれ、対策できれば良し!
そこで、試してみたのが、クセ強ハーブティー。
ミント味の食べ物苦手なんです。
まぁ、これはあまりミント味濃くなかったですね。
ほんでこれが効果抜群!
普通に口の中が、ハーブ〜・:*+.アロマ〜・:*+.な感じになって食欲が無くなるのに加え、
「あらヤダ、あたくし、内側から綺麗になるんでしたわ。おほほほ。」
的な意識高い気持ちが芽生えます。
宴じゃ!!ポテチ、生クリーム、チョコ、背脂たっぷりラーメン…なんでも持ってこい!!って気持ちがスーッと無くなります。
是非、食欲が暴走した時に試してみてください。
ミント好きにも効果があるのかは謎ですが。
パコデルシアが亡くなって10年。
もう昨日になってしまったのだけど、パコデルシアが亡くなってから10年が経ったそうです。
んー早いような遅いような。
伝説のギタリストなので、少しでも同時期に生きていたことが奇跡にも感じられます。
もしかしたら彼のことを知らない読者もいるかもしれないので、めちゃくちゃざっくりと説明しますね。
パコデルシア|Paco de Lucía(1947/12/21-2014/2/25)は、フラメンコのギタリストです。スーパーギタリストです。
何がすごいのかというと、テクニックやフラメンコ性はもちろんのことながら、様々なジャンルの音楽を取り入れ、フラメンコを親しみやすくして、広めた人なんです。
一番有名な曲はこれかしら?
フラメンコギタリストに「どうしてフラメンコをはじめたの?」と聞くと、8割はパコデルシアの影響だ答える気がします。笑
それほどまでに人々を魅了する音楽を生み出した偉大なギタリストです。
カホンをフラメンコに取り入れた人としても有名ですね。
TED-Edにも名前が出ていました。(※英語です)
お、スペイン語バージョンもありました。
彼が亡くなった年は、私がちょうど初めてスペインに行った年でした。
全くスペイン語を話せなかったのですが、クラスメイトのギタリストが持っていたパコデルシアの記念切手がどうしても欲しくて、友だちに手伝ってもらいながら郵便局で買った思い出があります。
大切にしまったはずだけど…どこに行ったんだろう、あの切手。
先日、タイムリーに彼のLINEスタンプを作ってふざけていたのでそれも共有しますね。
そうそう、このスタンプの元ネタとなった「メトロノーム使え」っていうのは、彼のドキュメンタリー映画に出てきます。
確かワールドツアーの際、ファルーコという踊り手に、
「踊り手も音楽家と同じようにメトロノームを使って練習しなきゃダメだよ」
的なことを言うんです。
私は単純なので、それ以降は必ずメトロノームを使って練習しています。
10年という節目にちょっとパコデルシアを偲んでみました。
韓国行ってきました!①
「いやいや、ライブ情報じゃなくて、韓国どうだったんじゃい!」とお考えのアナタへ。
お待たせしました。
韓国公演がどうだったのか書いていこうと思います〜
出発は夜。
羽田空港に集まり、夜中1時半の便で向かいました。
今回、パーカッションで参加予定だった容昌さんは直前で来られなくなってしまい、急遽KANさんが参加することに。
飛行機に乗り込む直前が初めての顔合わせとなりました。
飛行機ではもちろん爆睡し、気が付いたら韓国。近いですねー。
到着後、ソウルの仁川空港から車で江陵(カンヌン)へ向かいました。
KANさんは徳永兄弟と良く共演していて、康次郎さんと仲が良いです。
2人の愉快なやり取りが楽しくて、車内では全然寝られませんでした。笑
KANさんは人見知りだなんて言っていたのですが、信じられないぐらいのスピードで打ち解けました。ほんとに人見知りなのか??
実は、空港にてあるお方がパスポートを機内に忘れるハプニングがあったので、朝食はスキップ。サービスエリアで各々軽く食しました。
車内トーク楽しかったなぁ。
着いたその日のお昼には参鶏湯をいただきました。
参鶏湯ってめちゃめちゃ健康食ですね。
毎日食べてたらお肌ぷるっぷる&無病息災間違いなしです。
人参のお酒や、すこぶる不味い漢方風のお茶もいただき、健康対策はばっちり。
そして、肝心の劇場へ!!
広い〜わーい!
たくさんの現地スタッフが作業を手伝ってくれ、コンパネの準備やサウンドチェックを済ませたのでした。
そして、劇場の外にはいたるところに『Road』の旗が!
記念写真をたくさん撮りました笑
夜は、通訳さんのお母様の手料理をごちそうになり、
セブンイレブンで変な色のアイスを(遠藤さんが)買い、
ホテルへ帰りました。
修学旅行のような楽しい1日を終え、次の日はいよいよ本番。
後日聞いた話だと、楽しみつつもなんやかんやそれぞれ自室で夜練してたみたいです。
そういうとこ、私大好きよ。
本番については別のブログで書きましょうね。
書くぞ書くぞ詐欺にならないようにしなきゃ。
10年ぶり!?アルハンブラに出演します!!
お次のライブはこちらです!!!
アルハンブラへの出演は何年ぶりだろう。
もしかして10年ぶり!?
良いかな…
当時の写真あげちゃっても良いかな…
あげちゃえ!!
左からカンタオーラの斎藤綾子さん、
バイラオール(?)斎藤克己(私の師匠です)、
そして私。
ちょうどハロウィンの日でした。
私の出身校では、ハロウィンに仮装して登校する風習がありまして、その日は鳥になっていました。
鳥のまま電車に乗った記憶があります。笑
今回は残念ながら、鳥はありません。
いやーあの頃よりも落ち着いて踊れるかしら⁇
タブラオは相変わらずドキドキです。
ご都合よろしければ是非お越しください❣️
予約はお店に直接か、私にメッセージをくださっても結構です。
お店に予約した場合も、ひとこと伝えていただけると大変嬉しいです☺️
↓↓詳細↓↓
Pepe Maya “Marote”企画
『FlamencoPasion』
【日時】
2024年3月9日(土)
開場:18時
開演:19時
【場所】
〒116-0013
【出演者】
Pepe Maya "Marote"、Manuel de la Malena、Mio Fukasawa、Shiho Kitahara、Jurina、Marie Yasuda、Hiromi Matsushita、Mashiro、Ena Ito
ペペ・マジャ“マローテ”、マヌエル・デ・ラ・マレーナ、深沢美生、北原志穂、JURINA、安田真梨恵、松下ひろみ、真城七子、伊藤笑苗
【チャージ】
4,000円
【予約】
電話:03-3806-5017
メール:yoyaku@alhambra.co.jp
韓国行ってきます🇰🇷
またもや更新が滞ってますね。
実は、今夜から韓国に行ってきます🇰🇷
今回、モダンフラメンコユニット、トランスフォルマシオン(Transformación)の『Road』という作品を韓国で上演することになり、作品創りから携わらせていただきました。
もちろん、踊ります❣️
こちら2024年の韓国江原冬季ユースオリンピック大会記念公演なんです。
改めて文字にしてみると身が引き締まるー!
↓詳細↓
TRANSFORMACIÓN『Road』
https://www.gn.go.kr/artscenter/index.do
いつかフラメンコで海外に行けたら素敵だな〜と夢見ていたのですが、夢、叶っちゃいそうです。
タイトなスケジュールで、皆さんご多忙の中での舞台創りは大変なことも多かったですが、どうにか出国まで漕ぎ着けそうです!
あとは向こうで演奏&踊るのみ💪🔥
また後日談も書きますね〜
行ってきます✨
↓トランスフォルマシオン公式HP↓
TRANSFORMACIÓN lit.link(リットリンク)