笑苗の雑記帳

フラメンコ好き。踊ります。(アイコン写真:大森有起)

空港でのひと悶着、そしてスペイン入国

 

昨日無事セビージャへ到着しました!

乾燥した空気、騒がしい人々…なんだか安心します。笑

 

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雲少なっ!ダイレクトに宇宙って感じがします。

 

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Torre de Sevillaのおかげでわかりやすい私の活動範囲。


さて、結果としては無事着いたのですが、日本を出る前にひと悶着あったので参考までに書いておきたいと思います。

 

まず、これは私が悪いのですが、「手続き面倒だし、3か月で帰ってくるから観光ビザで行こう。それなら何も聞かれないだろうし。」と甘く考えていました。

 

ところが大誤算。実は帰りの航空券を持っていなかったんです。観光で行くなら帰りの航空券がないと怪しまれるのだそう。まぁ考えてみりゃそうですよね。

 

さらに滞在先はピソとの契約があれば十分だと思うのですが、ホテルじゃなきゃダメだと頑固に言われてしまって。(そんな訳ないわよねー)

 

急遽、「留学」というちゃんとした理由で押し通すことに。

 

2019年12月17日~いつか(忘れちゃいました)までの期間に期限切れとなった留学ビザが今回特例として有効になるらしく、それを武器に入国を目指すことになりました。(ネットで調べてもこんな情報どこにも乗ってなかったよー(o_o))

 

そうと決まったらやることがたくさん。その場で学校からの証明書を発行してもらい(夜の便でよかった…)、保険が必須だというので急いでオンラインの保険に入り、それらの書類をすべてカタール航空のメールに送り確認してもらい…と大変でした。

 

私はカタール航空で行ったのですが、コロナ禍でスペインへ行くなら誰でも同じことを言われるのでは、と思います。

 

3時間前に空港へ着いたのにも関わらず搭乗はギリギリに。余裕は持つべきですね。

 

さて、肝心のスペインでの入国審査はどうかというと、何も聞かれませんでした。(;^_^A

 

まず、トランジットの廊下にいきなり警察が立ちはだかりパスポートと顔を確認されます。けど、ビザを見たんだかどうだかは怪しいところ。見たとしても絶対日付までは見てないでしょうね。

 

その後はHealth Control的なところでQRコードを提示します。これは「SpTH」というアプリで事前にやっておいたもの。忘れてしまったら飛行機の中で渡される記入フォームで代用できます。

 

内容はよくある過去2週間にコロナ陽性者と接触したか云々の簡単なもので、ピッてQRをかざしてすぐに通ることができます。何も聞かれません。

 

そしてイミグレーション。

「日本って入国していいんだっけー?」ってめんどくさそうにあんちゃんが同僚の女性に聞いていました。「いいんじゃなかった?」と同僚のねぇちゃん。その一言でちゃんと確認もせずに、何なら入国の目的も聞かれずにハンコを押してもらえました。

 

なんてこったla seguridad española。

 

そんなこんなでバルセロナからは、カタール航空のソーシャルディスタンスやフェイスシールドといった努力が無駄になるような密~な状態でセビージャへ向かいました。

 

あ、そうそう。このフェイスシールドなんだけどね、やたら見づらいなぁと思っていたら表面と裏面に保護シートが貼ってあったんです。

 

はがしてみるとその透明度は雲泥の差。

でも、周りも見渡してみると雲泥の泥のままで最終目的地まで我慢している人がちらほら。絶対はがしたほうが得ですよ。

 

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本も映画タイトルも読めないです。



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透明すぎてびっくりする。フェイスシールド素晴らしい。

 

誰かの参考になったら幸いです。笑

日本出るのは大変だったけどスペイン入るのは簡単ですよ。

 

 

9/5 グラン・デセオライブ

 

一昨日の土曜日、八王子にあるグランデセオで踊らせていただきました。

 

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それぞれカラーの違う先輩方との共演でした。(裏のテーマとしては3 bailaoras chiquititasかしら笑)

 

私はタラントを踊りました。踊れない期間が長かった分、身体が不自由な感覚が残るものの、スペインで無茶振り慣れしたおかげで落ち着いて楽しむことができました。

 

先輩方の踊りも1人1人の持って行き方、緩急の付け方、魅せ方などが違いパルマをしながら楽しく観させていただきました。

 

すっかり宣伝をし忘れていたのですが今回が一時帰国(?)中唯一のライブでした😅

お越しいただいた方々ありがとうございます。

 

また12月以降も踊る機会があるかと思います。

その時はどうぞよろしくお願いします☺️

 

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(↑前列3人。なかなかここまで身長が揃うのは珍しいのでは⁇😁)

再渡西!!🇪🇸

 

お久しぶりです。

 

突然ですが今日、再びスペインへと向かいます✈️🇪🇸

 

我々、コロナの影響を受けたバイレの生徒たちは3ヶ月分の実技クラスを追加で受けれることになったんです。

 

「踊りだもの、お家でオンラインだなんて授業受けたことにならないわ!!!」とぼやいていたことが功を成したのでしょうか。

 

もちろんそれだけじゃなく、たくさんの幸運が重なって今回の再渡西が叶いました。

 

マルワ財団や家族、スタジオの仲間の協力、ピソの大家さんのご親切、それから大学の卒論をオンラインで書けるということ。(指導教官なんて今アルゼンチンにいるんです(^^;)

 

こんなに世の中が不自由な中、行っていいのか?というか行けるのか!?と思っていたのですが、どうやら本当にもう一度向こうで学ぶことができそうです。(これで飛べなかったら笑ってやってください。)

 

前回の1/3の期間ですが、踊りの技術、フラメンコの知識、スペイン語、そしてスペインの空気感など目一杯吸収してきたいと思います!!

 

それでは行ってきまーす(^ν^)

 

帰国!(かなり前に。)そしてPCR検査🙈

 

お久しぶりです〜

実は、7月4日に無事帰国致しました!!

 

2日にセビージャを出て、AVEでマドリードへ。

 

マドリードでは、前から気になっていた人類学博物館へ行ってきました。なんとコロナの影響で無料開放してたんです。ラッキー。

 

閉館1時間ほど前に行ったのだけど館内はガラガラ。30分前にはもう閉館準備をし始めたので全部は見切れなかったです。リベンジせねば!笑(3階ぐらいまであったはず)

 

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フラメンコでも使われる「マントン」。元が中国から来たというのは知っていたけども、フィリピンを植民地として持っていた歴史あってこそのアジアとの繋がりだとは気が付かなかったな。フラメンコは色んなものを吸収しすぎだわ。笑

 

夕飯はイカボカディージョ(硬いパンのサンドイッチ、かな)が有名なお店で食べました。

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近くの公園へ散歩にも行きました。

セビージャやコルドバの村に居たせいで「やだ、マドリードなんて都会だから怖い」と思っていたのですが、危険は感じませんでした。少しの滞在ですしね。


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マドリードでは1泊し、3日のお昼頃の便で日本へ帰りました。

 

もともとフィンランド経由だったのですが、コロナの影響で便がキャンセルになり(確か空港閉鎖のせい)、ロンドン経由で帰ってきました。

 

セビージャからマドリードまでのAVEは本数が減っていることもあり、人でいっぱいだったのですが、飛行機はガラッガラ。

ロンドンまでの間も、日本までの間も、横一列独り占め!!

 

もともと飛行機の乾燥が嫌で、布マスクをする人なのでコロナによる不自由は何もなく、むしろ広々と快適に帰ってきました。

 

そういえば、機内食がお弁当のように使い捨ての箱に入っていたのはコロナ対策だったのかしら。

 

それはいいとして日本に着いたら待ち受けているのが例のアレ。

そう、PCR検査。

 

血を取られるだとか、ダンボールのベッドで1日待たされるだとか恐ろしい噂をたくさん耳にして挑みました。

 

まず、着いた人たちはゲートの一角へ案内され、説明を受けます。

 

続いて一人一人「どこの国から来たか」「体調は悪くないか」などの質問を受けます。子供連れや、体の不自由な方から優先ですが、全体の人数が少なかったのでとっとと終わりました。

 

そうしたらいよいよPCR検査です。

 

ここでは綿棒を鼻に突っ込まれます。

 

ええ、それだけです。

 

メチャクチャ痛いっていう噂もあるらしいけど、私は全く。少しくしゃみが出そうな感覚が残るぐらい。

 

お次は…と続くかと思いきや、ここで終了でした。

私の緊張を返して!と言いたくなるほどあっさり。

 

・公共交通機関を使わない

・検査結果は後日報告で良い

との選択をする方は入国審査と荷物受け取りを済ませてもう帰れます。

 

全部で1時間もかからなかったです。

 

ただ、もし検査結果をその日のうちに聞いて帰るのであれば半日〜1日かかるそうですよ。

 

待機場所は出発のゲートの1つでした。

ご飯の時間にはお弁当とお茶がでて、充電できる場所があって、Wi-Fiも繋がってて。

 

…意外と快適でしたよ?

 

家に帰ってからは2週間、外出自粛です。

検査結果は陽性の場合1〜2日ほど、陰性の場合1週間後ぐらいに連絡がきます。

私は陰性でした✌️✌️

 

それからは自粛期間中ずっと自動音声による体調確認の電話がかかってきます。

 

確かLINEでの体調確認もできるはずで、私はそちらを希望したのだけど…まぁ、どっちでもいいですね。

 

ざっくりとこんな感じです。

 

とにかく私は日本に無事着いて元気にしています。

 

 

結局スペイン滞在ブログは下書きばかりが溜まり、あまり頻繁に更新できなかったですね。

これからも思うこと、フラメンコ関係のことなど何かあれば書きたいと思います。

未公開のスペインネタを書くこともあるかもです。

 

いつも覗きに来てくれる方々ありがとうございます。

 それではまた!

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空港では危険な国から帰国した印としてこんな紙を渡され、随所随所で提示を求められました。



 

 

Ay カラコ〜レ (虫…じゃないけど苦手な人は注意)

 

雨の続く日々が過ぎ、暑くなってきました。

 

曰くカラコレス(カタツムリ)の季節だそうです。

村中のバルでカタツムリを売ってます🐌

 

お家でも出たので食べてみました。

まずくは無いんだけど…まぁちっさいカタツムリ食べてる感はあるよね。

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トマトソースver.

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ハーブ風(これが一般的な味っぽい)

 

おまけに可愛らしい顔がこんにちはしてるんです。

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やっほーーー

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Holaaaa


そういえば、最近散歩に出かけるようになったのですが、雨が降った次の日はウ◯コのようなナメクジがいます。

 

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貝系つながりで。

 

 

 

流石カンポのお昼ごはん

 

先週の日曜日、こんなものがお昼ご飯にでました。

 

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…羊の頭。

 

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食べてみたい…と思いつつ、私に用意されていた料理をついばんでいると「食べてみる?」と聞かれました。心の声が漏れていたのでしょうか。

 

思いがけないチャンス!もちろん、返事はイエス

 

それから顔のどの部位であるのかを尋ねました。

なんと、私が二つ返事で受け取ったのは目玉でした。

 

羊の目玉って結構なサイズよね…。

 

とにかく柔らかい、というのが主な印象。

柔らかいというか、ジェルっぽい。味はまずくないのだけど。

 

もう食べなくていいかな、目玉は。笑

顔の他の部分の肉も後で食べさせてもらったのですが、普通にジューシーで香ばしくて美味しかったです。

 

流石、カンポ(スペインの田舎)ならではのご飯でした。

 

(私は元気にしています。)

 

コロナヴィルス!私は無事です!!!

 

ご存知の方も多いと思いますが、現在、スペインで新型コロナウイルス、COVID-19が猛威をふるっています。

それを受け、先週スペインでは緊急事態宣言が出され不必要な外出をした際には罰金が科されるようになりました。スペイン中がピリピリしています。どこを見てもコロナ一色です。

 

ですが!!!

私は元気にしています(^ν^)

 

大丈夫?元気にしてる?帰国しないの?といろんな方から質問されました。

もちろん帰国も選択肢のうちにありました。ですが、色々考えた上でスペインに残ることにしたんです。

 

決め手となった要因のうち1つは、学校の授業が不自由ながらもオンラインで続いている、ということ。

生徒は家で撮影したビデオを送ってアドバイスをもらったり、先生もお家で出来るパソや練習ネタを送ったりしてます。

私が密かに楽しんでるのはミラグロスメンヒバルとハビエルバロンという超大御所のボイスメッセージの会話だったりするのですが。笑

 

ちょうどフンダシオンがそのことについて記事を書いていたのでリンクを貼ります。(スペイン語です。)

Flamenco Heeren - La Fundación Cristina Heeren se queda (y se conecta) en casa frente al coronavirus

 

さらにもう1つの要因は、こっちで暖かい人たちに囲まれているということです。以前お邪魔した同居人の家族が私を心配してくれて、この監禁期間中お家に呼んでくれました。なので、外に出られなくても寂しい思いをせず、むしろ賑やかすぎるほどの環境で過ごすことができています。

 

とにかく、私は元気にしてるのでどうかご心配なく〜

一刻でも早く収束することを祈っています。

それではまた👋

 

(最近更新が少なくてごめんなさい💦)

 

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監禁生活初期、狭いスペースのためタオル動画を大御所チャットへ投入。



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ボケてるけど、同居人の家ではバタマントンができる環境にいます。感謝。